合宿免許体験記~大学2年の夏~

###Site Name###

普通自動車免許を取ろうと決意したのは、大学2年生の春のことだった。


私には兄が二人いるが、二人とも大学進学の後に手頃な暇を見つけて合宿免許をとっていたため、私もそれに倣うことは大学入学前から決めていた。

春、所属する大学のサークルにて、新潟県のとある避暑地での合宿免許を紹介された。

3食付き、しかも温泉入り放題で19万5千円という破格の値段に驚いた。

合宿免許というのは20万円を超えるのが当たり前だと思っていたからだ。


しかしこんなチャンスもなかなかないと考え、私はその合宿免許に参加した。


マニュアル車とオートマ車で合宿免許費も変わらず(日数は2日程伸びるが)、検定落第などによって宿泊がいくら延長しても追加料金は取られない契約だったので、どうせならとマニュアル車に挑戦することにした。

そして夏。

東京を立ち新幹線で新潟へ向かった。もちろん、交通費も19万5千円に含まれている。



宿泊場所は小奇麗なペンションだった。自動車学校自体が山の中腹に位置し、ペンションはその更に山を登ったところにあるため東京とは比べ物にならないほど涼しくとても過ごしやすかった。

朝晩は冷える程であった。

自動車学校の先生方は皆とても優しく、教え方も丁寧だった。

勝手なイメージで、合宿免許に限らず自動車学校の教員は厳しくて愛想がなく、スパルタ指導だと思い込んでいたのでこれも嬉しい誤算であった。
順調に講習を重ね、ストレートで仮免まで到達した。公道に出る際はいささか緊張した。

「教習中」のプレートを掲げているため周りの車も気を使ってはくれるが、一歩間違えたら事故になってしまうという緊張感が私を包んだ。

しかし、教員の方々が的確に指示を出し、軽い雑談も交えてくれることでそのプレッシャーから解放してくれた。

固くなりすぎず、ほどよい緊張を保ちながら運転することが最も良いことなのだと学んだ。

惜しくも卒検で一回失敗し宿泊が1日延びたが、あまりの居心地の良さに東京に帰りたくないとまで思っていたので落ち込むことなく次の試験にチャレンジし、無事にマニュアル車の免許を取得できた。

合宿免許の利点は、2週間もの間それだけに集中して取り組めることだ。


通学型よりもよほど効率が良い。



また、他の土地で旅行気分を味わえるのも大きな特典である。



2週間の暇が空く予定があるならば、合宿免許の参加も視野に入れてみて欲しい。